こんにちは。YOU太郎です。

私の面白かった体験、勉強になった体験を書いていきます。

YOU太郎の入院体験記〜扁桃腺摘出手術〜

こんにちは、YOU太郎です。

 

総合病院に着いたのは午後2時前。

自宅でお昼ご飯を食べて行きました。

 

日程はこんな感じです。

 

▼初日:午後2時に入院手続き→病室に案内されて、身長・体重・血圧の測定と採血。

担当医(Y先生)より手術の説明➕麻酔科の担当から麻酔の説明を受ける。夜9時以降は断食。

 

▼二日目:手術日当日。朝起き抜けから点滴開始。手術室に運ばれ麻酔、そして手術。

午前中には終了し病室へ。この日は終日断食で点滴のみ。

 

▼三日目:朝から食事(流動食)が出る。食べれるかどうかは喉の調子次第。

痛み止めと抗生剤と止血剤の点滴を受け、消毒と診察。

 

▼四日目:三日目と同じ。

 

▼五日目:四日目と同じだが、食事に少しだけ固形物が出てくる。シャワーを浴びることができる。

 

▼六日目:特に出血もなく、食事(お粥など)もでき、経過が順調なら退院。

私はここで退院し、自宅での安静に入りました。

 

入院日初日の晩御飯は普通食でした。でも、そこは病院食。

物足らないし、午後9時以降からは水分しか取れず、翌日の手術日は終日断食です。

 

午後6時に夕食を食べたあと、こっそり病院を抜け出して歩いて10分くらいのコンビニに行きました。

お菓子と飲み物を買い、その隣の本屋さんで雑誌と小説を買って、急いで病室に戻りました。

そして、午後9時ギリギリまで飲み食いしました。

 

入院前は仕事や休職にさいしての引き継ぎでバタバタだったので、「非常食」「暇つぶし」の道具の準備ができませんでした。。。

 

そして、午後9時以降は看護士さんから渡された補水液500mlを飲みきって寝ました。

 

 

手術当日の朝が来ました。

起き抜けに顔を洗って手術着に着替えると、すぐに点滴がはじまりました。

何の点滴かはよくわかりませんが、麻酔に関係していると思いました。。。

 

点滴を開始して1時間後くらいに、車椅子に乗せられて手術室へ移動しました。

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初めての手術室、初めての手術台、初めての全身麻酔に手術でしたが、なんだか怖くもなく、淡々とされるがままで、まるで他人事のような感覚でした。

 

心電図の端子がとりつけられ、人工呼吸器が準備され、点滴の中継部から麻酔の導入剤の投与がはじまりました。

 

「人工呼吸器までつかうのか?大袈裟だな」って私も思いましたが、

全身麻酔をしている間に肺活量が低下し、呼吸困難になる恐れがあることから、人工呼吸器を気管にまで挿し込んで手術を行うのです。

 

Y先生が私の顔をのぞきこんで、「次に名前を呼ばれて目をさましたら、そのときはもう手術が終わったときですからね」

 

私は「はい・・・」と答えて、準備に取り掛かっている手術スタッフさん達をぼーっと眺めていました・・・。

 

「・・・太郎さん、YOU太郎さん。」とY先生の声

あれ・・・まさか、もう終わり?いつの間に?

 

意識を取り戻した私にY先生が「もう息できるよ?」

でも、人工呼吸器が気管に入ったまま➕のどに痰だか、唾液だかがたくさんたまっている➕当然術後ののどは腫れている。。。で

 

い、息ができねー。。。

 

ベッドを右手でパンパン叩いて「呼吸困難」をアピールすると呼吸器が外されました。

でもまだ気道がつまっていて、体を横に向けることでようやく痰と唾液が出て、息をすることができました。

 

うわー、喉の違和感が半端無い。

麻酔がまだ効いているおかげで、まだこの時は痛みは感じませんでした。

でもこの違和感のために、何かを飲み込んだり、喋ったりと、とにかく喉を動かすことができませんでしたし、また、動かしてはいけませんでした。

 

このあとベッドに移されて病室に運ばれました。

痛み止めと止血剤と抗生剤の投与を受けながらしばらく過ごします。

 

唾液がたくさん出てきましたが、飲み込めないのでティッシュをたくさん入れたゴミ袋に吐き続けました。

寝る時もあおむけになると喉の腫れと唾液で息ができないし、横に向くとよだれが出てくるし、当然痛みは出てくるし・・・

 

「これは辛い・・・。腕とか足を手術しても辛いんだろうけど、喉は本当にやりにくい」

 

手術の後はこんな感じだったので、暇ではあったのですが、せっかく買った小説も、スマホのゲームも全く楽しめませんでした。

 

この辛さは数日でマシになっていくのですが、「なんかひどい目にあってるな・・・」というのが当時の正直な感想でした。。。

 

術後はしばらくうまく喋れないし、無理して喋ることは避けないといけません。

ここで用意していたホワイトボードがとっても役に立ちました。。。

見舞いに来た家族や看護士さんと話すのに不便しませんでした。

 

手術の次の日の朝から流動食が出ます。重湯(お粥の上澄み液みたいなもの)と具なし味噌汁です。

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ご馳走ではないですが、口から物が食べられるのは本当にありがたいことだし、術後の経過を良くするために「食べなきゃいけない」と口をつけました。

 

飲み込む時に「えいや!」と気合を入れないといけないくらいに喉が痛い。。。

ご飯は本当にありがたいですが、毎回の食事が一仕事でした。

 

そんな日が三日くらい続き、重湯がお粥に変わり、味噌汁に豆腐や具が入りだし

何かを飲み込む時以外は、喉の痛みがマシになってきました。

 

そして、入浴もできるようになり、入院から六日目に退院が決まりました。

 

余談ですが。。。

私が入院していた病室は4人部屋で結構きれいなところでしたが、そこは田舎の総合病院。

腎炎や扁桃腺手術の患者は私だけで、おそらく同室の患者の病気はバラバラ。。。

他に3人の患者さんがいましたが、正体を無くした爺さまばかりで大変でした。。。

 

夜中にベッドから落ちたり、よくわからないことを大きな声で喋ったり。トイレと間違えて、夜中に私のベッドまで来たり。。。。

ある意味退屈しませんでしたが、そのたびにナースコールで助けを求めました。。。

疲れました。。。

 

一週間足らずの入院でしたが、私にとっては人生の大きなイベントの一つでした。

ここから自宅での安静期間に入ります。

退院したとはいっても極力動くことや喋ることはせず、向こう一週間はお粥生活です

そして、まだ喉は痛いです。

 

そんな安静期間を過ごしながら、次は大学病院でステロイドの治療をするための準備を進めていくのでした。。。。

 

次回に続きます。。。