YOU太郎の入院体験記〜ああ、入院生活その2〜
こんにちは、YOU太郎です。
退屈な入院生活ですが、どんな風に過ごしていたかをお話しします。
決して楽しくはないですが、なにかのヒントになればと思います。
入院して最初の一週間は、余計なことを考えたくないのと体を鈍らせたくないのとで、
スニーカーを履いて1日2回から3回は敷地内を散歩し、
病室では持ってきた問題集をひたすら解いていました(全然わからないけど・・・)。
体を動かしても、頭を使っても、どちらも体内の糖分を消費するので血糖値の上昇を抑える目的もあります。
でも、プレドニンの作用が強く出始める第2週目からは長い時間ベッドの上でぼーっとしていました。
今からすると本当にうつっぽかったような気がします。
何かを考えていたのか何にも考えていなかったのか。。。とにかく何もせずにぼーっとしてるのが至福でした。
時には食堂の椅子に座って大きな窓から外を見下ろす。
これだけで何時間もすごせました。。。
薬のせいで夜中眠れない。
昼間に寝てしまったら余計に夜中眠れない。
我慢して眠らないようにしているけど、結果ぼーっとして動かない。。。
でも、これだと頭も心も体も病んでしまうと思い、何とか外の空気を吸い、歩き回って体を動かしながら、外の様子を見るようにしました。
敷地内だけでなく、病院の外塀沿いに外周を歩いたり、近くの本屋さんやバイク屋さんにのぞきに行ったりもしました。
三食のご飯だけだとどうにもさびしいので、近くのスーパーに行って糖質0とかカロリー0の何かがないか物色しました。
そして、買っておいたツーリングガイドを見たり、タブレットでバイクの動画を見ていました。
そして、退院後のツーリングの予定を具体的に立てるようにしていました。
気持ちに刺激を持つように、楽しみや「〜したいなー」という願望を持つようにすることは大事です。
また、友人も見舞いに来てくれました。
私自身見舞いが苦手です。するのもされるのも苦手です。
病院も職場から遠いことや、1人減って迷惑かけていることなどもあり、会社の人間には「見舞い拒否」をしていました。
会社の同僚だからと気を使ってわざわざ来てくれる。。。正直気まずいです。
「見舞い無用!」としておいたほうがお互いに分かりやすい。
そして、なにより仕事のことはあまり考えたくなかったのも大きいです。
まあ、職場でも気のおけない人には来てもらいましたが。。。
でも、学生時代からの友人は別です。
彼とは何でも話せます。
私がキャンプツーリングに興味があることを知るとキャンプの雑誌まで買って来てくれました。
彼は学生時代から一途に教師を目指していました。
その目標どおり、教師の仕事に就きました。
いろいろプライベートでの心労も手伝ったこともありますが、その教師の仕事も彼を追い詰めることになり、最近まで精神病院に入院していたのでした。
お互いに弱っていたのもあり、共感するところがあったと思います。
彼が入院前に電話してきた時、私には彼のつらい気持ちは分かりませんでした。
でも、彼のようないわゆる「うつ病」ではないですが、同じく入院で弱っている私には自然と同じ目線で会話をすることができました。
また、彼も以前バイクに乗っていたことからバイクやツーリング、キャンプの話で盛り上がりました。
学生時代からの友人は良いものですね。
苦しんでいる人を理解してあげられるのは苦しみを知っている人だけです。。。
でも、人を幸せにしてあげられるのは幸せを知る人です。
だから、私も友人もこれを読んでくれているあなたも「幸せ」にならなければいけません。そう思います。。。
あとはいつも通り看護士さんが回ってきて。。。
担当医と研修医が診察に回ってきて。。。
大学病院なので、週一で回診があって。。。
看護学生(男)が実習に回ってきて。。。不器用ですが、頑張ってました。
そうそう、週一くらいですが、病室から追い出されてベッドシーツの入れ替えがあります。パリッとしたシーツが気持ちよかったです。
そんな毎日が過ぎて行きました。
そして、しばらくは来ないように思っていた退院の日が、確実に迫ってくるのでした。。。
次回に続きます。