こんにちは。YOU太郎です。

私の面白かった体験、勉強になった体験を書いていきます。

YOU太郎の働き方改革~辞令と小さな世界~

こんにちは、YOU太郎です。

 

いきなりまさかの美山営業所所長就任の辞令・・・。

本当に聞いていた話と違い、あっけにとられました。

 

横に座っている現所長はといえば・・・私に向かって

「自分は所長代理としてがんばるので仕事を教えてください。」

 

ま、マジか・・・。

 

この所長は女性所長で、下村(仮)といいます。

実は私は中途採用でこの会社に入りました。この下村所長は私が入社した時の教育係でした。

 

途中入社の私よりも歳は若い先輩ですが、本当によく教えてくれた先輩でした。

私が平社員としてであっても下村所長のために精一杯働いたのに・・・。

 

どうやら常務と下村所長で話し合ったようで、もともと営業に不向きな下村所長が私を所長として迎えたいと願い出たようでした。

 

当然計算が狂ったのは私のほうでした。

せっかく下山を決めたのに、また同じような山に登らされる羽目に・・・。

 

「聞いていたのと違うんですが・・・。」

「君はやっと復帰してきたと思ったら腰掛としてこの会社で働く気なのか?」

「下村所長は所長を君に任せたいと言っている、やるのか?やらないのか?」

 

こんなのずるいよ・・・2か月の話はどこに行ったんだよ・・・。

「分かりました・・・。やります!」

 

うへー、またあの激務に逆戻りか。

体の調子をもどしながら今後の準備をゆっくり進める予定だったのに・・・。

 

私がいるこの世界は本当に小さな世界です。

私たちの多くは、大きな世の中の大きな動きよりも、狭い空間の目の前の小さな出来事に日々向かって過ごしています。

 

当時世間では長時間労働や過労死、過労自殺が問題視され始め、ライフワークバランスという言葉をよく耳にしました。

 

私が勤めているこの会社も世間から見てライフワークバランスのとれた健全な会社なのかどうか・・・そんなことを深く考えずにただ盲目に過ごしているのです。

 

しかし、この会社は小企業でありながら、私が復帰するのを待ってくれていました。

普通小さな会社なら入院が決まった時点で解雇して、「また退院した時に空きがあったら雇ってあげるわ・・・」程度の扱いにされることも珍しくありません。

 

そればかりか消化していなかった有休休暇を入院期間にあてて、給与が休んだ日の分も出るようにして(この有給休暇の使い方が現在では微妙ですが)くれました。

 

さらに、賞与査定期間に休職したのに、賞与もちゃんと出るように取り計らってくれていました。

 

そこまでしてくれなくてもいいのに・・・。

 

私が会社に復帰したのはGW明けでした。

そこから約一月半くらいは所長でもないし平でもない中途半端な立場で仕事していました。

 

でもさすがに所長のころと比べると業務量も少なかったのでその分できた時間を使って「YOU太郎の入院体験記」を書いていたのでした。

 

そこに出てきたのが今回のこの辞令・・・。

新しい所長として新しいメンバーとともに、長らく低迷していたこの営業所の業績を立て直すことになりました。

 

ああ、これって本腰入れてやらないといけないやつだ・・・。

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何はともあれ、ここから新たな奮闘が始まるのでした。

次回に続きます。