YOU太郎の働き方改革~職場改革~
こんにちは。YOU太郎です。
美山営業所の所長としての毎日が始まりました。
着任するときに美山営業所の問題点を聞いていました。
〇朝礼をしていない
〇店の雰囲気が暗い
〇営業実績に対する意識がなくバラバラ
などなど
今までなにもしてこれなかった経営陣からあれこれ指図をされましたが、話半分に聞いて私なりに改革に着手しました。
ただ、当たり前のことをやる。それだけでした。
◆YOU太郎の改革その一・・・朝礼を形式として行う。
小さな会社やブラック企業はよくやりがちですが、朝礼は所長の独演会ではありません。
独りよがりなフリートークを朝から聞きたい人はいません。
そんな朝礼は誰もまともに聞かないので破綻します。
私が行った朝礼は幼稚園や小学校のような朝礼をしました。
・朝の掃除は各所できているかのチェック
・開店準備が一つ一つできているかのチェック
・引継ぎや共有事項の発表
・今日の来客予約の時間・内容・担当の確認
・各スタッフの今日の持ち場の確認
・本日の営業目標の落とし込み
・その他注意事項の共有
・挨拶練習(「いらっしゃいませ」の声出し)
以上の項目を紙に起こして、所長じゃなくても決まった朝礼ができるようにしました。
もちろん朝の掃除は所長含め全員でおこない、私は毎日トイレ掃除を担当しました。
◆YOU太郎の改革その二・・・部下と一緒に営業目標を追う
管理職の場合、一般の社員と同じ仕事をしていては全体を見ることができなくなります。
だから他の所長は前線には立たず、後方から指示を飛ばし、部下は前線でそれに従う。
これが理想的な組織の在り方だとみんな言います。
でも自分が部下だったら好き好んで前線に立って、所長の命令に喜んで身をささげるでしょうか?
「うるせーなー。そんなに言うなら自分でやりゃいいじゃん・・・。」
私は上から指図されたらこう思います。
なので営業目標達成させるために所長業は下村氏に任せて一兵卒として営業実績の積み上げをしました。
もちろん所長の仕事を放っておくわけにはいきませんが、個々の特性や長所を見出して効果的に動かすには、皆と最も近い位置で一緒に仕事をする必要がありました。
また、「やらされている」のと「いっしょにやっている」では動きが変わってきます。
そして、美山営業所のスタッフの能力の高さを知ることができました。
みんなすごいよ。個々のレベルは三営業所中で一番高いじゃないか!
こちらが周りを尊敬できていればおのずと雰囲気が明るくなっていくものです。
◆YOU太郎の改革その三・・・当日目標とそれに対する実績の見える化
もともと下村所長が考案・作成したもので、当月と当日の営業目標と実績をわかりやすくするための実績表がありました。
とても分かりやすく、今月の進捗や今日やるべきことが明確になるので効率がよく、それを達成できたら「今日は頑張ったな」と視覚的に実感できる良いツールでした。
ただ、上記2点の行動がないと生きないツールだったのです。
そして、これが効力を発揮し、「自分たちは目標達成できるんだ」という実感や自信に代わり、成績が上昇を始めるのでした。
以上のような表現だとまるで下村所長が不出来だったように見えてしまうかもしれませんが、それには理由がありました。
私の会社は中途採用者が(私もですが)何人かいます。
会社で経験を積んだ社員が所長を任されるのですか、下村所長の場合二人の部下が彼女より年上で、言ってしまえば曲者でした。
下村所長も扱いに苦慮して手段を見失っていたのでしょう。
当の本人は所長を外れてほっとしていたようでした。
他にも細かい部分での取り組みも行いましたが、ざっとこんな感じでした。
「所長、営業所がどんどん良くなりますね!」部下の言葉がありがたかったです。
私自身、復帰していきなりここまでうまくいったのでビックリでしたが、ラッキーだったのでしょう。
でも、今もこの時も「諸行無常」「色即是空」「盛者必衰」の理は忘れていません。
次回は企業の雲行きが怪しくなり始めると現れる「経営コンサルタント」の登場です。