こんにちは。YOU太郎です。

私の面白かった体験、勉強になった体験を書いていきます。

YOU太郎の働き方改革~働き方だけ改革2~

こんにちは、YOU太郎です。

 

前回は「働き方改革関連法」のお話をしました。

残念ながらわたしの会社も「働き方改革」についていけておりません。

特に有給休暇を含む休日消化に関しては全然ダメで、どちらかというとブラックです。

 

今の日本の経営スタイルは「薄利多売」です。

Aスーパーは500㎖の水が120円(原価に対して粗利益をしっかり設定している)

Bショッピングセンターは500㎖の水が50円(ほとんど利益はないが客寄せ効果はある)

 

おそらくこの2つのお店が隣接している、もしくは自宅からの距離が同じであればBショッピングセンターに行くでしょう。

Bショッピングセンターはこの水のほかにも安い商品がずらりと並んでいます。

 

我々消費者は安いものを求めて利益率の低いものを買います。

売店は顧客の確保のため、利益にならないものをたくさん売るために働きます。

たくさん働いても取れる利益が小さいのでもっと頑張って働かないと給料が出ません

 

薄利多売でものを売るということは、薄利多売で労働力を売ることと同じです。

ものはたくさん作って売れば利益率が小さくてもある程度稼げるかもしれません。

でもそのためにたくさん働こうとしても、1日は24時間より多くは増やすことができません。

自分の時間を薄利多売しても限界があるのです。

 

結果労働者は働いた量に見合わない賃金をもらい、そして限界以上に増やすことができず、その辻褄を合わせるために安い商品やサービスをもとめて、利益率の低いものを買い求めます。

 

いわゆるデフレスパイラル

 

現政権はこのデフレスパイラルからの脱却を歌っていますが、現在の施策と言えば「大手携帯キャリアに対する通信料金の値下げ圧力」や「電力自由化」など実際はいろいろ値下げしています。

 

そして可処分所得を増やすと見せかけて消費税増税によって増えた分をしっかり持っていきます。

デフレスパイラルターボチャージャーが付きそうに思えるのは私だけでしょうか?

 

電力自由化」はそもそも、電気事業の間口を広げることでいわばイノベーションを生み出すことが目的だったようですが、結局「割引や値下げ」が目立っています。

いろんなサービスと連動して新たな価値を生み出すのは良いことですが、それによって電気の検針員を仕事にしている人は生活のすべを失います・・・。

 

なんだか重たい話になってしましました。

でも、自分の目の前の仕事しか見えずに働いていた時とは視点が変わっております。

今までと同じことをひたすら頑張っていても新しい価値は絶対に生まれないし、自分の時間の価値も下がる一方です。

 

働き方だけの改革で、本当に働き方が改革できるんでしょうか?

 

大事なのは自分の時間、ゆっくり休む時間、リラックスして楽しむ時間、家族や友人や恋人との時間をとるなど、まずは自分の時間の価値を高めていかなければいけないと思っています。

 

「みんな安いものを買わずに適正な価格のものを買おう!!」とか、「日本の会社はもっと生産性と利益率の高い仕事をして従業員にたくさん賃金を払おう!!」って叫んで世の中が変わるわけじゃありません。

 

それよりも自分の時間を1分1秒でも価値のあることに使う。このことが新しい価値の大事な一歩だと思います。

f:id:ojaga-rider:20190427023100j:plain

 

次回に続きます。