YOU太郎の入院体験記〜そして、腎生検へ〜
こんにちは。YOU太郎です。
かくして、C型肝炎の治療がはじまり、12週間が過ぎました。
12週間、やっと終わった。。。
暑い夏が終わり、残暑の季節になっていました。
消化器内科(肝臓)のI先生いわく、「完全に薬がハマったね!C型肝炎ウイルスがきれいに消えてます。」
私、「そうですかー、良かった。治療を決めた甲斐がありましたー」
私、「ありがとうございましたー」
一方。。。
腎臓内科のO先生いわく、「C型肝炎のせいじゃなかったようですね、やっぱり腎生検しましょう」
私、「・・・・・・・。」
そうなんです。C型肝炎はキレイに治ったのに、尿たんぱくも潜血も改善しないままでした。。。
さらにO先生いわく、「検査入院ですが、一週間で退院できます。大学病院に予約入れますが、いつがいいですか?」
私、「え?ちょっと・・・まだ会社にも許可を取らないと・・・」
O先生、「そうですね、じゃあまた決まったら教えてください。」
さらに、「腎生検の後約2週間くらいで結果が出ます。そしたら先ず耳鼻科で扁桃腺をとる手術をします。。。これが術後の安静含めて2週間くらいかなー。。。それからまた大学病院に入院してステロイド治療を3週間。。。。」
私、「え? いやいや、まだIgA腎症と決まったわけじゃ・・・・」
O先生、「ええ、でもYOU太郎さんの場合はほぼ確定です。」
私、「・・・・・・。」
結果が分かっていながら受ける腎生検て。。。。
私、「困ったなー。そんな長期間入院とかになったら仕事に大穴開けてしまう・・・まいったー」
O先生いわく、「そこは割り切ってください。」
O先生もさすがに同情してくれたのか、「今すぐ治療しないとどうにかなるわけじゃないです。でも、まだ大丈夫な時に治しておかないと、悪くなってからでは治らなくなる。」
そりゃ相手はお医者さんです。病気をみつけたら「治せ」となるでしょう。
私も自分の体より仕事が大事だったら病院なんかに来ませんからね。。。
O先生さらにいわく、「検査が結果が出ても、手術とか入院の開始のタイミングはある程度融通がきくから、会社とよく話をしてください。」
腎臓の病気を放っておいて、後々悪化したら治すことは困難だろう。
残りの人生を「人工透析」をしながら暮らすなんて嫌だし、
ジタバタせずにここで治療を決めようか。。。
その日のうちに会社に電話し、ひとまず、1週間の検査入院の許可を得ました。
もちろん、「その後5〜6週間の治療が必要になりそう」なんて言えませんでした。
手術や入院の話は、ちゃんと結果が出てからにしよう・・・。じゃなきゃ会社に「診断書」も提示できないし。。。
かくしてその約一ヶ月後、自宅から約60km離れた大学病院に向かうのでした。。。
約20年ぶりに、2回目の腎生検を受けるために。。。
季節は晩秋になっていました。。。
いよいよ腎生検。。。次回に続きます。
参考リンクです↓
YOU太郎の入院体験記〜C型肝炎は薬で治る時代です〜
こんにちは、YOU太郎です。
前回は総合病院で検査を受けたこと、
「IgA腎症」による腎炎、若しくはC型肝炎による腎機能の異常が疑われたことをお話ししました。
「IgA腎症」や腎臓の病気を診る診療科を「腎臓内科」、
「C型肝炎」など肝臓を含む消化器系の病気を診る診療科を「消化器内科」と言います。(消化器内科ってくくりが広いですよねー)
そして、この「腎臓内科」と「消化器内科」をまたがっての治療がスタートしました。
「消化器内科(肝臓)」の先生いわく、「C型肝炎は薬できれいに治ります。」
この言葉は本当に心強かったです。。。
このC型肝炎の治療薬はいくつか種類があり、私がその時紹介されたのは3種類でした。
それぞれ投薬期間も違っていて、最短のもので12週間、長いもので24週間だったと思います。
お医者(肝臓)さんいわく、「YOU太郎さんの場合は腎臓に異常が出ているので、腎臓の負担にならない、且つYOU太郎さんの肝炎ウイルスに効果があるものを決めていきます。」
この3種類の中から患者の病状と体質に合った薬を選定していくのです。
そのために再度採血検査を行い、次の通院日にやっと治療薬と治療計画が決定しました。
けっこう面倒くさい。。。
使用する薬は「ヴィキラックス」という錠剤で、1日1回2錠を12週間飲み続けます。
あとは月一で経過を見るために通院。これだけです。
※この薬、一粒がけっこうデカイんです。。。
はじめて薬局で受け取った時は思わず「デカ!!こんなののど通るかな?」と声に出てしまいました。
飲む時は「らくらく服薬ゼリー」を使っていました。
この治療は「インターフェロンフリー治療」と呼ばれ、
200万〜300万の費用がかかるんです。。。。
お医者いわく「次回から処方を開始しますが、『肝炎治療受給者証』の申請をしておいてください。」
と、申請のために必要な手続きを書いた手引きをもらいました。
この受給者証があることによって、
C型肝炎の治療に関わる診察、検査、薬の月間の合計負担額が最大10000円(注:所得によっては20000円)までしか請求されません。
ここで大まかな手続きを紹介します。
必要なもの
⭕️受給資格者証申請書(病院でもらえます)
⭕️診断書(病院の文章科に申し込みます。1週間から1ヶ月かかることも・・・)
⭕️住民票(世帯全員分の記載があるものが良い)
⭕️市町村民税課税証明書(こちらも世帯全員分の記載があるもの)
⭕️健康保険証(と運転免許証)の写し
※住民票と市町村民税課税証明書は市役所で発行してもらえます。それぞれ300円くらいだったと思います。
こんな感じだったかと。。。
これらをそろえて地域の保健所へ申請、そこから県の保険福祉機関の審査を経て認定と受給者証をもらえるのでした。。。
これまた面倒くさい。。。
でも、もうやることは決まっている。
月一で通院はするけど、仕事も生活も今のままで治療ができる。
「これさえやればきれいに治る」そう信じていました。。。
急いで書類をそろえて保健所に提出し、前回の通院日から約1ヶ月後の処方開始までには「肝炎治療受給者証」が届きました。
これで腎臓も肝炎も良くなる。
そう信じることが一番の薬(プラシーボ効果)になる。
そして、実際に良くなるだろう。。。きっと。。。
健康診断のときからC型肝炎の服薬治療が開始されるまで、3ヶ月が過ぎていました。。。。
そもそも私が検査入院を勧められたのを嫌がって、C型肝炎治療してくれって言ったから余計に長引いたんですけどね(^^;。。。
次に続きます。
以下は参考・捕捉などです。。。
C型肝炎治療の参考リンクです↓
肝炎治療受給者証の参考リンクです↓
※プラシーボ効果→実際に効果がない薬であっても、効果があると思い込んで服用することによって病状が改善すること。
例えば医療機関でもただの生理的食塩水を「よく効く点滴薬」として投与することで、体調不良を訴えていた患者が元気になったりする。
YOU太郎の入院体験記〜血液検査とC型肝炎〜
こんにちは、YOU太郎です。
やってきました総合病院(田舎の)
受付を済ませ、血液検査や尿検査、エコー検査など、検査をいくつか受けました。
血液検査は小さな試験管に7本分。。。ビックリ
でも採血してくれたのが若い女性看護士さんだったので、努めて平気な顔してました。。。
それぞの検査や診察の待ち時間も長く、1日仕事でした。
注)この記事は記憶をさかのぼって書いております。
時間的なズレがあったり、病状や治療内容や順序など、
ちょっとした間違いがあるかもしれません。
正しい情報の発信のためにご意見・ご指摘はありがたくお受けします。
そして後日、結果を聞きに再び来院
めんどうなので箇条書きにしますが。。。
⭕️尿タンパク→しっかり出てる
⭕️尿潜血→しっかり出てる
⭕️クレアチニン→正常値
⭕️C型肝炎→ウイルス反応あり
などなど。。。たしかこんな感じだったと思います。。。
C型肝炎??
感染経路などはわかりませんが、新たな病気が仲間入り。。。
なんてこった。。。
注)少し古い話になるのですが、私世代(昭和23年〜63年代生まれ)は、ちょうど集団予防接種での注射器の使い回しが行われた世代です。これによる感染などで、いまでも同世代には肝炎ウイルス保持者が多くいると言われています。。。
検査が終わり、長々と待たされ、やっと「腎臓内科」の先生の診察室に呼ばれました。
お医者さんいわく、過去の病歴から見ても「IgA腎症」の疑いが高いとのこと。
ただし、「IgA腎症」と特定して、治療方針や治療計画を決めるには
「腎生検」を経ないといけないようです。
「また腎生検やるんですか?」
でました!このブログのタイトルコール。。。
以前の経験もあって、これだけは避けたかった。。。
するとお医者さんいわく、「実はもう一つ気になることがあるんです」
血液検査で見つかった「C型肝炎」。これが原因かもしれないとのことでした。
肝臓の病気や不調により、腎臓の機能が悪くなることがあるようです。
ここで2択
1、「腎生検」
2、「C型肝炎の治療」
1は、今私が診察を受けている総合病院では設備が不十分なため、同じ県内の大学病院に約一週間の検査入院が必要です。
なんと、20年前も同じ病院にお世話になりました。。。
2は・・・「C型肝炎は薬で治る時代です!」。。。最短12週間の投薬と通院で治療できるのです!
もうやることは決まりです!
わざわざ離れた病院に入院して、背中から腎臓に穴を空けられた挙句、「IgA腎症じゃありませんでした」なんてありえない!
(このときはまだ、「20年前の治療で治したはずだ。2度目なんてありえない。」と思っていました)
もちろん、C型肝炎も放っておくことはできないし、こちらを治療することで、腎臓も回復するなら万々歳!
なにより痛い思いもしなくていいし、入院もない!
「もしかして・・・IgA腎症が再発」ということも頭をよぎりました。
もしそうであっても、嫌なことは先延ばしにしたい・・・今入院なんかになったら、仕事やプライベートの予定が大きく狂ってしまう。。。
こうして、腎機能の経過を観ながらのC型肝炎治療がスタートするのでした。。。
※専門用語が多いので参考に↓
YOU太郎の入院体験記〜尿タンパクと尿潜血〜
こんにちは、YOU太郎です。
前回は私が「IgA腎症」と診断されたこと、それによって入院や手術をすることになったことを書き出しました。
今回はちょっと、そこまでに至る経緯をお話します。
私は会社勤めをしており、毎年健康診断を受けさせてもらえます。
ありがたいことです。。。
当時、仕事に燃えていた私はその健康診断の日程をすっかり忘れており、
同僚に指摘されて、あわてて人間ドックの医療機関に駆け込みました。
もちろん断食もせず、前日は夜遅くにガッツリ晩ご飯とビール。。。
もちろん朝ごはんもしっかり食べて、タバコもしっかり吸っての健診。。。
あらゆる数値がムチャクチャでした。
検査技師やお医者さんにも怒られました。。。
しかし、一番問題視されたのが「尿タンパクと尿潜血」でした。
私、実は約20年前に(当時21歳くらい。。。歳がバレますね)腎炎を疑われ、検査の結果「IgA腎症」と診断され、投薬治療をやったことがあったのです。
そういえば、最近おしっこが赤っぽいような気が。。。
いや、仕事がんばってるから、ただ単に疲れがきているだけだ。。。と自分をごまかしていました。
人間ドックのお医者さんいわく、「困った困った、困った結果が出てる」
さらにお医者さんいわく「腎生検するか?」「扁桃腺とるか?」「タバコもやめるか?」
さらにお医者さんいわく「専門のお医者さんに紹介状を書いておくから早めに行ってきなさい。」
なんてこった。。。
後から詳しく書きますが、「腎生検」とは背中から腎臓にかけて直接管を挿し込んで、生きた腎臓の組織を採取し、検査することです。
これは約20年前にもやりました。。。二度としたくない経験でした。
「扁桃腺摘出」は20年前はありませんでしたが、現在の「IgA腎症」の治療法としてはメジャーのようです。。。
背中から腎臓めがけて刺されたうえに、「IgA腎症」と診断されたら手術で喉の扁桃腺までとられるということです。
痛そうなことがもう一個増えるんかい!!
約20年前の治療で「寛解」=「治った」と当時の主治医から言われていたので、受け入れることができませんでした。
検査だけでも入院が必要な上、結果によってはさらに手術+入院治療。。。
仕事どーすんねん?! 絶対イヤだ!
仕事も遊び(趣味)もとても楽しんでいたので、入院なんて考えられませんでした。。。
逆に早く「再発」ではないことをハッキリさせたい。。。
そんな思いがあって、その一週間後くらいには例の紹介状を引っさげ、私の住む田舎で一番大きいであろう総合病院に赴くのでした。
そして、ここからめくるめく日々がはじまるのでした。。。
医療用語・専門用語の参考に↓
YOU太郎の入院体験記「え!?また腎生検やるんですか?」
初めましてYOU太郎と申します。
いきなりですが、私、入院&手術&入院しました。
人生2回目の腎生検、初めての全身麻酔&手術。。。
あまりラッキーなお話ではないのですが、人生においては大きな事件でした。
私も今回の入院やそれに至る過程で、初めてのことが多く、
不安や驚き、面倒な事が多々ありました。
せっかく困った経験をしたので、少しでも同じ境遇の人に私の体験や知り得た情報を提供できればと思います。
これから順を追って書いていこうと思いますが、
先に言っておくと「IgA腎症」別名「糸球体腎炎」というちょっと特殊な、でも国内で3万人を超える患者がいるとされる病気(腎臓の)と診断されました。
こちらのサイトにも情報が載っています。
いきなり病気のお話で暗いイメージがついてしまうと困るのですが、生きている以上病気になる事もあります。
落ち込んだり、慌てたりせずに、
正しい情報や知識を持ってうまく付き合っていけばいいのです。
それしかないのです。
これから書く記事がそんな手助けになればと思います。
ほとんど初めてのブログで、読みにくいこともあるかもしれません。
でも、がんばって更新していきますんで、よろしくお願いします。